2020.02.26
ひざ痛
中高年のひざ痛のほとんどは「変形性ひざ関節症」と言われています。「変形性ひざ関節症」とは、一言でいえばひざ関節のクッションとなっている軟骨がすり減り、炎症が起こる病気です。さらにひどくなると、立ったり座ったりする動作が困難になります。
痛み止めや注射などで一時的に痛みはやわらぐものの、何度もそれを繰り返している、加齢によるものだからしょうがないと、あきらめてはいませんか?
もともとひざ関節周辺の筋肉がしっかりついていたり、ひざ関節が生まれつき丈夫な方など、もちろん個人差はあります。
しかし、古希や米寿を過ぎても元気に痛みなく歩いている方が大勢いるのも事実です。
いろいろな患者様を診ていると「ひざの痛みはひざ関節の問題」ばかりではないことがわかってきました。
じつはほとんどのひざ痛の原因は「姿勢=歩き方」にあります。
【猫背】【そり腰】【前重心】【後ろ重心】【横ぶれ】
このような重心のバランスがくずれた姿勢によって、正しくない歩き方になります。この正しくない歩き方をしていると、徐々にひざ関節に負担をかけてしまい、ひざ痛を引き起こしてしまうのです。
ですので、姿勢と歩き方をチェックし、重心のバランスを整えることによって、ひざにかかる負担を減らしていけば、痛まないひざを手に入れる事ができるのです。
ひざ痛の原因となる「姿勢=歩き方」は、大まかに6タイプに分けられます。
スタスタと歩き、一見姿勢よく見えるが、下半身のアウターマッスル(体を動かす表層筋肉)が緊張している。ひざの内側を痛めやすい。ふくらはぎが太い。
腹筋が弱いため、ふんぞり返っておなかを突き出して歩く。変形性ひざ関節症になりやすく、とくにひざの内側をい痛めやすい。
おしりや股の筋肉が弱いため、おしりを振って歩く。ひざへの負担が大きく、変形性ひざ関節症になりやすい。おしりが大きい。
下半身の筋力が弱いため、ペンギンのようにちょこちょこ、ぴょこぴょこ歩く。ポンピングして歩くので、ひざへの負担が大きい。
骨盤が開いているため、ガニ股でドスドス歩く。骨盤の中央にある仙骨への負担が大きく、歩行が不安定になりやすい。
下半身の筋力が弱いため、ゆらゆら、ふらふらと内股で歩く。変形性ひざ関節症になりやすく、とくにひざの内側を痛めやすい。
当院では姿勢や歩き方のチェックをし、その方にあった治療、ストレッチや運動指導を施します。
ひざの痛みでお悩みの方はぜひご相談ください。
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